~賽は投げられた~
赤に青、黄色に緑。 色とりどりの小さなダイス。
1が出るか、6が出るか。 ころころ転がり、運試し。
出る目は操れなくっても、出た目に馳せる思いは自由。
まずは進もう出た目の数だけ。そこから始まる第一歩。
透明で中が透けて見えるプラスチック製のダイス。
今回紹介するのは、赤、青、黄、緑の4色だが、他にもカラーバリエーションがある。
角は削られていて、転がりやすくなっている。
「ダイスは卓上遊戯の他にも、賭け事なんかにも使われるんだよ。」
「賭け事ですかぁ……」
「私はやったことないです。」
「試しに簡単なゲームをしてみようか。」
「互いに2個のダイスを振って、出た目の合計が大きい方が勝ちという簡単なルールさ。」
「まず、僕が振ってみよう。」
「 ”4” と ”5” が出たから合計 ”9” か……。」
「まあ、なかなかの結果かな。」
「次はアリス君が振ってみるといい。」
「はい。」
(コロコロ……)
「 ”6” のゾロ目……、合計 ”12” です!」